古くから人々の生活に根付いているヘンプ(麻)
麻はアサ科の植物で、生育が速く生命力のある一年草で、約3~4mの高さまで成長するといわれています。あまり知られてはいませんが、人類の暮らしに昔から根付いてきた地球最大規模の農作物であり、古代から3000年近くにわたり、繊維、紙、衣類、建材、医薬品を生産する重要かつ持続可能な天然資源なのです。今は、生活のたの資源にとどまらず、麻の実からはチーズ、ミルク、アイスクリーム、小麦粉、豆腐、バター、オイルなどの食品が製造され、最近では多くのスーパーでも売られるようになりました。
消化が良いのも魅力!
もともとヘンプシードは柔らかい種子なので、粉砕や浸水も必要なく、そのまま摂取しても消化しやすいのが特徴です。動物性食品や加工食品から栄養素を抽出しようとすると消化や吸収に時間がかかるのに比べ、消化器官へのストレスも軽減されます。また、アレルギーやGMO(遺伝子組み換え作物)などの問題がなく、食の安全が問題となっている現代において、子どもからお年寄りまで安心して食べられることも注目を集めています。